どうも国府田です

イラストと漫画の制作、郷土の歴史と文化、そして日常。

どうも国府田です

【WEB4コマ漫画の作画考察】画面上の見え方、フォントサイズ、クリスタの導入。

ブログ再開してから、いくつか自分の私生活を漫画(のようなもの)にしましたが、これらはある意味習作です。

今までちゃんとした漫画って描いたことがないんで、全部我流でそれっぽくなるように描いてきました。

実際取り組んでみていつくか見えたことがあるので、考察としてまとめておきます。

 

 

WEB漫画を描いてみたけど、見え辛くなってしまった。 

描き込みすぎると画面上では絵がつぶれてしまう。

まず大前提として、僕が描いた漫画はWEB媒体で見ることを想定しています。

一応高解像度でファイルを作ってありますが、現状でSNSかブログにしか公開しないので、基本的には画面上でどう見えるかを一番意識しました。

 

最初はこんな感じでした。

サンプルA

↓↓↓

kazuyacoda_blog

 

1コマだけ抜粋しましたが、少々シンプルなので、もっと描き込みしたものが次の絵になります。

サンプルB

↓↓↓

kazuyacoda_blog

 

まずこの段階で問題が発生。 

ちょっとブログの編集画面で、スマホ画面上の見え方をプレビューしてみます。

↓↓↓

kazuyacoda_blog

はてブ」の編集画面ですが、左上に「スマートフォン」とあります。

この画面でざっくりスマホサイズの確認が出来るのですが、見ての通り絵が黒く潰れてしまいました。

 

フォントは大きめにした方が無難。

それに文字も小さくて原寸では読めません。

漫画の文字はブログの本文と違って画像扱いなので、作画中には問題ない大きさでも、画像としてブログに挿入、もしくはSNSにアップロードすると、オートリサイズによって小さい文字になってしまいます。

 

そこで次からフォントを大きくして、グレー(トーン)も必要最小限に抑えました。

サンプルC

↓↓↓

kazuyacoda_blog

これでもまだ細かく描き過ぎてるように感じます。プレビューを見ながら、もっと画面上での見え方を意識して作業しなければなりません。そうしないと、またサンプルBのように黒く潰れてしまいます。

逆にサンプルAのように余白が多すぎても絵的に面白みがないと思いますが、演出として空間を活かすのであれば問題ないとは思います。ただ、匙加減は慣れないと難しいです。

 

ここまではワイド4コマでの見え方についでです。

 

サイズ違いで描いてみた。 

今度は通常サイズの4コマ漫画で描いてみました。

サンプルD

↓↓↓

kazuyacoda_blog

サンプルDは、古典的なスタイルの4コマ漫画です。Twitter上でどういう風に見えるか試しにアップしてみました。

コマが小さいので、必要最低限の表現で十分だと思います。無駄な説明や文字がなくても絵で見せられるのが漫画の利点です。

内容的には少々難解かもしれませんが、まぁなんつうか、試し書きなので大目に見て下さい。

もしかしたら「こいつ何がしたいんだ」と思った人がいるかもしれませんが、冒頭に書いた通り漫画の習作です。

 

ここまで描いてきた漫画は全部Photoshopで描いたものですが、世の中にはもっと漫画の制作に特化したアプリが存在します。

 

 

漫画を描くためにクリップスタジオ導入。

 

どっちかというと、一般にはPhotoshopよりも使ってる人が増えてきた?かもしれません。セルシス社の漫画・イラスト作画アプリ、略して「クリスタ」。

今回はブログ用に意味不明漫画を1本、クリスタで書き下ろしてみました。

先のものと合わせ、題して【邪気を喰らうパンダ】

サンプルE

↓↓↓

kazuyacoda_blog
スマホでご覧になってる方、かなりスッキリ見易いと思うのですが、どうでしょうか?

サンプルDとEは上記の反省点を踏まえて描いた4コマです。

内容はもはや暗号ですが…。

基本の4コマ漫画の場合、無駄な描画を省くべきです。特に背景はいらないと思います。端的に言えば「顔と吹き出しだけで表現できる世界」だと思いました。

 

それにしても、今回初めて導入したクリスタ。まだ機能の三分の一も理解しておらず、いちいち調べながら作業したのでやたら時間がかかりました(汗)

 

Photoshopとの違いは、やっぱり最初から漫画を描くために必要なツールが沢山盛り込まれている点ですかね。

それに価格もずーっと安い。

プランが色々ありますが、「クリップスタジオEX」ダウンロード版の買い切りで¥23,000です。

まだ無料お試し期間中なのですが、この内容でこの価格は良心的だと思います。

kazuyacoda_blog

特に最初から漫画のコマ割りフォーマットがあったり、ドローツールの書き味もインクペンのそれに近いと感じました。また吹き出しや模様トーンなど、漫画に使う定番の素材もデフォルトで用意されています。

あと、なんつっても3Dモデルが付いてくる、これは美味しい。

Photoshopの場合、コマ割りからいちいち自作するか、どこかからフリー素材をもらってこなければなりません。このへんがクリスタを導入した大きな理由です。

要するに「そろそろガッツリ漫画描くぜ」ってこと。

 

ひとつだけ思ったことがあります。

クリスタはPSDフォーマットでファイルを保存出来ます。しかもレイヤーイキの状態で保存出来るので、クリスタの初回無料期間中にコマ割りのフォーマットをPSD保存しておけば、あとはPhotoshopでも漫画が描けるんじゃないか…というセコい考え。

 

いや、聞き流して下さい。

 

WEB4コマ漫画の作画考察まとめ。 

・WEB上で見る4コマ漫画は、描き込みすぎると絵が黒くなって見え辛い。

吹き出しなどのフォントサイズは、出来るだけ大きめにしないと潰れる。

・背景などを省き、必要最低限の表現で十分。

・やっぱり漫画を描くなら、同じようなドロー系アプリでも、漫画特化型の方が色々と都合がいい。

 

こんな感じでしょうか。

ただし、今回はモノクロ漫画の話なので、カラーになるとまた違ってくると思います。

少々長くなりましたが、WEB漫画を描き始めて思った話でした。

 

 

ということで。