【イラスト制作】地味なモチーフを明るくまとめる。
はい、前回のラフ画をフルカラーで仕上げました。
作画はいつものPhotoshopCC。
僕の場合、フリーハンドのブラシよりも、ベクターで描いた方が楽に綺麗な線画ひけるのでフル活用しています。
細かい線はフリースタイルブラシですが、長い曲線はフリーハンドだとコントロールしにくいというか、納得いく状態になるまで引き直したり。結果的にペジェ曲線の方が早く綺麗に仕上がります。
強いて言えば、いわゆる「入りと抜き」がつかないので、その辺の後処理は必要になります。
また線が硬いイメージになりがちなので、最初から意識して丸みのある作画を心がけています。
この辺は感覚で慣れるしかありません。
↓↓↓ベジェ曲線中心で描いた線画。
キャラクターの頭身を若干調整。
蝶々やツバメなどの形も線画を描きながら少し変更しました。
今回は動物が沢山出てくるので、色がどうしても茶系で地味になりがちです。そこでキャラ毎に色を微妙に変えて、画面全体が単調にならないようにしました。
実際の動物の色がどうであれ、あくまで「絵としてどう見えるのか」が大事なので、大袈裟に赤みを強くしたり変化を付けています。
これによって背景の寒色系と色がぶつかって派手目に見えます。
また彩度も高めにすることで、明るい印象になるようにしています。
いつも落ち着いた色味で統一しようとする癖がついていますが、今回は絵の印象に合わせて、ハレーションギリギリまで明るくしました。
↓↓↓部分拡大。
キャラクターはアンパンマン並みにシンプルに、細かい影の描写も無しです。
キッズ向けのイラストみたいですが、むしろこのキャラクターシリーズはそういう「分かりやすいもの」を目指しています。
ということで。