どうも国府田です

イラストと漫画の制作、郷土の歴史と文化、そして日常。

どうも国府田です

これまで描いてきた漫画の見直しとリライト作業。

今回は、今まで描いてきた漫画の見直しと、一部出来の悪いカットを修正したことについての記事です。

少し長めの記事ですが、内容的にはそんなに重い話ではないので、サラッと流して読めると思います。

 

 

 

 

『漫画・縄文の食卓』これまでの話の流れ。

 

随分制作の進みが遅くて、やる気ないのかと思われそうな次元ですが、お話的には、昨日アップした漫画の分でようやく一区切りつきました。

まず話の流れがより分かりやすいように、一度ざっとまとめてみようと思います。

 

プロローグ:すみかの山

文字通り導入部分です。江戸時代の三内村で行われた、発掘についての話から入っているので、いつもの縄文人のキャラクターはまだ出てきません。

後半の菅江真澄についてのエピソードは、実際の話に基づいています。

 

 

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エピソード1:時をこえてコンニチワ<その1>

次は本編の最初のお話です。主役の姉弟が出てきます。弟のオズが夏祭りの準備を手伝わずペットと遊んでいるところ、姉のナルミナに注意されます。

ちなみにタイトルの「時をこえて」とは、5000年前の世界に読者を誘導する意図があります。

また「コンニチワ」は、正しくはコンニチハですが、わざとワで終わらせて子供っぽい雰囲気にしています。

 

 

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エピソード1:時をこえてコンニチワ<その2>

三内村の全容と、夏祭りの準備が始まっている様子を描きました。夏祭りの意味やこの世界の設定を説明するような話になっています。

この回で父さんと母さんが出てきます。

 

 

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エピソード1:時をこえてコンニチワ<その3>

爺さんと婆さんが出てくることで、主要キャラクターが全員揃います。キャラクターの性格や全体のノリも、この辺でほぼ理解してもらえるであろう内容です。

また津軽の方言も意図して強めに入れています。

 

 

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エピソード2:実りを願ってドンドドン<その1>

タイトルの「ドンドドン」は太鼓の音ですが、実はこれ、ねぶた囃子のリズムなんです。ねぶたと縄文をくっつけるのは無理があると思われそうですが、僕はこの漫画を「津軽の文化としての縄文」というテーマで描いているので、そこを意識した創作的な部分になります。 

もう一つ付け加えると、子供の頃から、ねぶた囃子に古代のリズムを感じていたこともあります。

 

jomons.kazuyacoda.com

 

エピソード2:実りを願ってドンドドン<その2>

この時は仕事が忙しくて、とにかく制作が進みませんでした。下描きの段階でツイッターにアップするとか、苦肉の策で細切れに時間を使ってなんとか仕上げました。

内容的にはアミニズムの世界観を強く打ち出しています。作中に出てくるムシは、奥津軽の地方で夏に行われる虫送りの祭りにかけています。ここについては別記事で深く掘り下げようと思っていましたが、来年の夏まで持ち越しです。

 

 

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エピソード2:実りを願ってドンドドン<その3>

最後は昨日ようやくアップしたエピソード2の締めくくりです。お祭りの夜にみんなが楽しみにしていたお酒とご馳走を「いただく」様子です。この世界がいかにおおらかだったかを表したかった回です。

 

 

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実は「ある夏の1日の出来事」だった。

今までの漫画をざっと並べてみましたが、よく見て下さい。実はこれ、プロローグを外すと「1日」の出来事なんです。

昼間の時間に子供の話から入って、お祭りのお手伝いに向かい、夜になってお祈りをし、出し物でドンチャン騒ぎになり、みんなで食事をしておしまい。

ある夏の日の出来事を、6回に分けた形です。

 

エピソード2<その3>を描き終わったのが10月20日なので、もうすっかり紅葉の季節になり、お話の最後で「夏が終わっていきます」と書くのが気が引けてしまいました。

あくまで2次元の世界の話ですが、やっぱり読む方はリアルの季節感の中に暮らしているので、そこがずれると少々臨場感に欠けてしまいます。

 

本当は9月中に終わらせたかったのですが、本業との兼ね合いで苦戦してしまいました。

 

 

ブラッシュアップとリライト作業。

とりあえず一番出来の悪いカットを修正。

この漫画を描き始めてまだ3ヶ月も経っていませんが、最初の方と今で、もう既に絵の出来が違ってきています。

特に一番最初のプロローグ1カット目が、今見ると出来が悪すぎて少々キツイです。そこで、その他の部分も含めて、少しずつブラッシュアップしていこうと思い、今日とりあえず1カット描きました。

新旧見比べて見ます。

 

まずは古い方↓

manga

 

そして新しい方↓

manga

 

こんな感じで描き直してみました。

古い方は背景が完全におかしいです。特に遠近感がありません。

 

これを描いている時、とにかく早く上げようとしていたのが原因です。

今はもう開き直って「どうせ直ぐ出来るもんじゃないから、きちんと描き込んでアップしよう」と思っているので、今後はここまで酷いものはなくなると思います。

 

ブログのリライト作業は、ググれば色んな人がやっていることがわかります。

僕はまだブロガーと名乗れるほど記事を書いていませんが、ブロガーの諸先輩方には、試行錯誤して記事に加筆や修正を加えている人も結構いるようです。

文章の見直しとリライトも、必要に応じてぼちぼちやると思います。

 

尚、漫画本文では画像差し替え済みです。

 

 

やってみて分かった事と今後。

漫画ブログを始めてみて、内容的にも時間的にも量産出来る物じゃないことがわかりました。別にネガティブなことではなく、やってみたからわかったことです。

エッセイ漫画や絵日記とは違い、ストーリーから全部創作なので、そんな簡単にポンポン出せるものじゃありません。

それに縄文についての資料を確認しないとダメな場面だってあります。

 

でもだからと言って、このまま、たまにアップするようなブログで終わるつもりもありません。

一応、今頭の中に次の展開があります。

もっとSNSとリンクしたような作り方で、更新回数も上げられそうなものですが、まだぼんやりしているので、もう少し具体的になったら始めてみます。

別に納期がある訳でもないので、焦らずに進めるつもりです。

 

もちろん漫画の続きは今後も描きますよ。

 

ということで、今回はこの辺で。